【ストⅤ】ファイナルシーズンのバルログ調整内容解説(2021.5/19調整最新版)
※この記事は最新バージョン(シーズン5)に対応しています。
バルログの調整点についてまとめました。
投げ・通常技
- スターダストシュート(空中投)
- ヒット時のバルログの落下速度を速くしました
前ステ で距離を詰めても有利を取れるようになりました。空投げ成立時の高度で距離が変わり、高度が高くなると離れる距離も増えます。基本的には 前ステ 後+3。
- 三角跳び
- 動作開始から着地までの間、特殊な被カウンター状態となるように変更しました
- ※中・強の通常技・特殊技ヒット時は空中で復帰せず、吹き飛びダウンとなります
全キャラ共通の変更点です。三角飛び後に空対空や地対空をされると非常に痛いコンボをもらうことになります。
- 立ち強P(爪)
- ①攻撃判定発生前のやられ判定を縮小しました
- ②硬直中のやられ判定を拡大しました
①攻撃発生前に存在した巨大なやられ判定が削除されています。あまりの大きさに発生前に相手の攻撃が出ているとほぼ100%潰されていたのが今回からは軽減されています。
相手の飛びを前歩きで潜って着地を狩る使い方が今回からは出来るかもしれません。
②硬直中のやられ判定については足元付近にやられ判定が追加されたので、足払い系の差し返しを受けやすくなりました。
- 立ち強P(素手)
- 硬直中のやられ判定を拡大しました
こちらも立強爪同様足元付近にやられ判定が追加されました。足払い系の差し替えしには注意が必要です。
- 立ち中K
- ヒットバックを縮小しました
立中K重ねから弱攻撃2回が繋がるようになりました。これは今回の調整の中でかなり重要な強化点です。
バルログのコンボ始動となる中攻撃や強攻撃は基本的にVシフトに弱いという弱点があります。技によってはシフトブレイクどころかシフト成立から中攻撃始動コンボを食らいます。
立中Kはきちんと重ねればシフトブレイクが確定しません。バルログはシフト返しをしなくてもVS2でブレイク狩りの読み合いが作れるので非常に大きな利点となります。
- しゃがみ中P(爪)
- 攻撃持続発生1F前〜攻撃持続終了までの間、本体上部に飛び道具無敵のやられ判定を付与しました
こちらは対空関連の調整です。
本来は対空技ではない攻撃が対空として機能してしまう場面があったので、それを封じる為の調整です。飛び道具無敵に関しては今回追加されたやられ判定に弾がヒットしてしまうと調整の意図が変わってしまう為の予防策です。
この攻撃自体が飛び道具無敵になったわけではありません。
- しゃがみ中P(素手)
- ①攻撃持続発生1F前〜攻撃持続終了までの間、本体上部に⾶び道具無敵のやられ判定を付与しました
- ②ヒットバックを縮小しました
①は中爪と同じ仕様です。対空技じゃないよお前、という烙印です。
②は強化点となります。
攻撃がヒットした時に相手が後ろに下がる距離が短くなりました。その結果、キャンセルEXテラー等必殺技が繋がりやすくなっています。
- しゃがみ強P(素手)
- 硬直中のやられ判定を拡大しました
技の硬直中に付与されていたやられ判定が硬直終了まで残るようになりました。20F目でなくなっていた前バージョンと比べるとかなり差し返されやすくなっています。
特殊技・必殺技
- マタドールフラッシュ(2段目)
- ①攻撃判定を前方に拡大しました
- ②ヒット時の吹き飛び距離を減少しました
多くの人に勘違いされた調整項目です。
Vスキルと誤解する人が多発しましたが、こちらは立強爪から派生するTCの強化です。以前は立強爪先端からTC派生すると繋がらなかったり、その後の中エッジが繋がらない場面が多発していました。
今回は大幅に強化されたので技が届かないという場面が減っています。
- 弱クリムゾンテラー
- 初段の攻撃持続を2F⇒3Fに変更しました
文字だけで見ると分かりにくいですが大きな強化点です。
攻撃持続の3F目は2F目よりも前進しているので実質リーチが長くなっています。この強化点により、屈弱K>立弱K>屈弱P>弱テラーが繋がるようになりました。
以前までは屈弱Kからコンボにいこうとすると3F暴れに負けていたので非常に大きな強化となっています。
- フライングバルセロナ
- 簡易入力では発動しないように変更しました
バルログ使いを長年苦しめていた呪縛がついに解放されました。
しゃがみを一瞬入れてしまうだけで立強Kやスライディングがバルセロナに化けてしまう恐怖とバルログ使いはずっと戦ってきました。後ろ歩きしゃがみガードからの立強Kも使えず、対空やシミーで封印するハメになっていました。
刺し返しスラも簡単には使えませんでした。
6年目にしてようやく不自由なくキャラクターが操作出来るようになった神調整です。
- EXフライングバルセロナ
- 膝部分の攻撃判定を前方に拡大しました
- 特定の⼊⼒でKボタンを同時押ししているにも関わらず、通常版が出てしまう現象を修正しました
攻撃判定が1ドットほど前方に強化されました。
この1ドットのおかげで屈弱K>立弱K>屈弱PからEXバルセロナが連続ヒットするようになりました。弱テラーの調整で上記の連携を使う機会が増えるのを見越した調整内容です。
2つ目はノーマルバルセロナの簡易入力が削除された時に発生してしまったバグの修正です。
カプコン調整班本当に素晴らしい。
- EXオーロラスピンエッジ
- ①2段目をヒット・ガード時にアレグリアスでキャンセル可能に変更しました
- ②初段の攻撃持続終了後に投げやられ判定を付与しました
突進技エディションの1つに選ばれました。
①必殺技キャンセルが出来なかったVT2アレグリアスについに必殺技キャンセルが追加されました。
EXエッジは弱攻撃からも連続ヒット可能且つダメージも高いのでリーサル状況や攻め継続場面が増えました。ガード発動は驚異の15F有利で投げでもシミーでもご自由にどうぞという素敵な状況です。
②初段を避けられた時などに投げられるようになりました。
トリガー・CA
- 『VTⅠ』ブラッディベーゼ・トレロ/ルージュ/レーブル
- ①派生攻撃部分にアーマーブレイク属性を付与しました
- ②ブラッディベーゼ・トレロ/レーブルの最終段の攻撃判定を後方へ拡大しました
バルログ本体の突進部分にアーマーブレイクが付きました。
かなりレアな状況ですがアーマーで全段取られてしまう場面があったのでその修正となります。攻撃判定の拡大は薔薇がヒットしているにも関わらず突進部分が当たらない状況の緩和です。
あくまで緩和なので相変わらず当たらない場面もあります。
- 『VTⅠ』ブラッディベーゼ・レーブル
- 初段がヒット・ガード時、派生攻撃移行前に着地しないように変更しました
薔薇がヒットしているにも関わらず突進が届かない場面の修正です。ただのバグ取りです。
- 『VTⅡ』フラッシュアーチ・ロッサ
- ①当て身成立時のVタイマー消費量を1000F⇒0Fに変更しました
- ②2段目がヒット時に必殺技キャンセル可能に変更しました
- ③2段目が空中ヒットした際の吹き飛び時間を減少しました
アレグリアス発動時のみ使用可能な当身必殺技の強化点です。
当身が成立時、以前はトリガー状態が強制終了とになっていましたが今回はタイマーが残るようになりました。また、必殺技キャンセル可能になったことによりハイクローがコンボに組み込めるようになりました。
しかし、吹き飛び時間の減少により、ジャンプ攻撃や遠目の攻撃を当身で受け止めたときに追撃が届かなくなる状況が出てきました。以前まで追撃が可能だった場面で何も繋がらないことが増えたのは恐らく意図しない状況だと思うので修正されて欲しいですね。
追記:5/19の調整でグラナーテと同様の吹き飛びに修正されました。
- 『VTⅡ』フラッシュアーチ・グラナーテ
- ①Vタイマー消費量を2000F⇒1000Fに変更しました
- ②2段目ヒット時に必殺技キャンセル可能に変更しました
- ③2段目が空中ヒットした際の吹き飛び時間を減少しました
- ④ダメージを120⇒100に変更しました
- ⑤スタン値を150⇒120に変更しました
アレグリアス発動時のみ使用可能な打撃必殺技です。
以前はこの技を使った時点でアレグリアスが終了していましたが今回はタイマーが残るようになりました。それにより2回打撃必殺技を使うことができるのでコンボルートや攻め状況が強化されています。
必殺技キャンセルや吹き飛びは上記の当身と同文ですが内容が大きく異なります。前回までは歩かないと繋がらない中エッジが簡単に繋がるようになりました。
また、使用可能な回数が増えた代わりにダメージとスタン値は下げられています。
- ブラッディレイン(CA)
- ①CA演出中のボイスの再生タイミングを変更しました
- ②ガード・空振り時の硬直を11F増加しました
- ③ガード時の硬直差を-14F⇒-25Fに変更しました
KO時のシステムボイスが終わってからバルログが笑い出すように変更されました。これによりCAフィニッシュ時の気持ち良さが上昇しています。
また硬直増加により確定が取られやすくなりました。
唯一無敵の無いCAなのに強化無しで硬直だけ増えたのは悲しいですね。
総括
以上で解説は終了です。
今回の調整はバルログ使いにしかわからない細かい点が多かったですね。
調整班にバルログ使いがいるに違いありません。
まとめは以上となります。
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